キッティングの手順書とは?サンプルを活用するメリットや作成手順を解説
キッティングの手順書を用意することで作業の標準化が実現し、品質の均一化につながります。手順書の作成は、サンプルを参考にすると作業効率化が可能です。この記事では、キッティングの手順書の作成手順や記載内容、作業を効率化する方法などについて解説します。

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キッティングとは
キッティングとは、パソコンやスマートフォンなどを導入する際に、すぐに使える状態まで設定する作業です。新しいパソコンを導入するときには、キッティングの作業が必要です。作業内容として、本体のセットアップ、必要な各種ソフトウェアのインストールなどが挙げられます。キッティングは「整備、配備」といった意味をもつ、英語の「kitting」が由来とされています。
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キッティングの方法
キッティングのおもな方法は、手作業、クローニング、ゼロタッチキッティング(Windows Autopilot活用)の3つです。それぞれについて解説します。
手作業
手作業で1台ずつセットアップする場合、事前準備は不要で、パソコンが手元にあれば着手可能です。台数が少ないときは、短時間で作業が完了します。
クローニング
クローニングとは、事前にコピー元となるパソコンを用意し、複数のパソコンにコピーする方法です。この方法であれば、大量のパソコンを一度にキッティングできます。品質の均一化が図れるというメリットもあります。
ゼロタッチキッティング(Windows Autopilot活用)
ゼロタッチキッティング(Windows Autopilot活用)とは、パソコンの初期設定を完全自動化する方法です。Windows Autopilotを活用することで、パソコンの導入、展開、設定、OS更新、管理などがクラウド上で完結します。手作業でキッティングを行う手間が省けるため、一貫した環境構築が、迅速に実現します。
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キッティング作業の手順
キッティングの手順を、手作業、クローニングそれぞれについて解説します。
手作業の手順
手作業でのキッティングの手順は以下のとおりです。
1.パソコンを用意する
2. キッティングをするパソコンの電源を入れる
3.ログインユーザーを作成する
4.ホスト名やIPアドレス・Wi-Fiなどを設定する
5.業務に必要なソフトをインストールする
6.ライセンス認証を実施する
7.セキュリティや省エネ設定・画面の明るさなどを設定する
8.セキュリティパッチを適用する
9.キッティング作業完了のラベルを貼る
クローニングの手順
クローニングの手順は以下のとおりです。
1.パソコンを用意する
2.マスターパソコンを作成する
3.SYSPREPコマンドで、パソコン上の固有情報を削除し、一般化する
4.マスターイメージを抽出する
5.パソコンのブートオーダーを変更する
6.クローニングを行う
7.それぞれのパソコンで個別にキッティングを実施する
8.動作評価を実施する
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キッティング作業をスムーズに進めるための事前準備
キッティング作業は効率よく進めることで時間や負担を短縮できます。ここでは、作業をスムーズに進めるための事前準備を解説します。
必要なソフトウェアをリストアップする
業務に必要なソフトウェアは事前に選別し、インストールしましょう。部署や担当により必要なソフトウェアが異なる場合、リスト化してわかりやすくまとめることが大切です。
キッティング作業の手順書を作成する
キッティング作業の手順書を作成しておくことで、正確かつ効率的な作業が実現します。手順書は、作業全体の流れや作業内容をまとめたものです。手順書を活用することで、作業の流れを統一し、担当者が変わっても一定の品質でキッティングを進めやすくなります。作業の平準化が図れ、属人化の防止にもつながります。該当の作業が完了したら都度確認しチェックなどを書き込めば、ミスや漏れを防げます。
作業書の記載例は以下のとおりです。
1.事前準備
・デバイスを開梱する
・デバイス、電源アダプタ、付属品が入っているか確認する
2.各種設定・ソフトウェアのインストール
・BIOSを設定する
・OSとネットワークの初期設定を行う
・必要なソフトウェアをインストールする
・業務に使用するアプリのインストールとライセンス認証を行う
・ウイルス対策ソフトをインストールし、定義ファイルを最新にする
3.管理情報の記録
・管理ラベルを貼る
・設定内容を控える
手順書の作成手順は後述します。
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キッティング作業の手順書に記載する内容
キッティング作業の手順書に記載すべき項目を解説します。
作業名と目的
作業名には、何に関する作業の手順であるかをわかりやすく記載します。キッティング作業であれば「OSの初期設定を実施する」「本体のセットアップを行う」などが該当します。目的もあわせて提示することで、作業者の理解が進み、作業の確実性が向上します。
OSやソフトウェアなどのツール
OSやソフトウェアなど、必要なツールを記載します。事前準備の段階で、一覧にバージョン情報やアカウント名、アクセス権限の種類などをまとめて記載することが大切です。
各手順の詳細と目安時間
作業ごとの手順を細かく目安時間とあわせて明記します。「OSインストール:約30分」「ソフトウェア設定:約15分」などとすることで、効率的な人員配置やスケジューリングが実現します。必要に応じて、画像や図表などを用いて、わかりやすさを意識しましょう。
判断基準
作業が完了したと判断できる状態を、写真や画像などを用いてわかりやすく示します。チェックボックスの場所もスクリーンショットで示すと、スムーズな作業の手助けとなります。
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キッティング作業の手順書の作成手順
キッティング作業の手順書を作成する手順を、4つのステップに分けて解説します。
作業の流れを書き出す
まず、作業の流れを書き出します。箇条書きやメモ書きなどで、すべての作業を書き出すことが重要です。順番を気にする必要もありません。思いつく作業を全て洗い出し、その後確認しながら整理しましょう。現場の担当者や経験者の意見を参考にすると、見落としや非効率な工程を防げます。
写真や画像を用意する
手順書は、作業工程に写真や画像を添付すると、作業者が理解を深められます。クリックする場所に目印をつける、クリックした後の画像も用意するなど、誰でも作業できるような工夫を意識しましょう。図やフローチャートも効果的です。特に機器を扱うような作業の場合、図や絵などビジュアル要素を盛り込むことで、作業者の直感的な理解をサポートできます。
手順書を作成する
次に、手順書を作成します。その際、専門用語はできるだけ使わず、誰でもわかる文章にすることが大切です。曖昧な表現も避け、数量や操作方法などは可能な限り明確に記載します。作業が多岐にわたる場合は、該当するケースごとに手順を記載します。
テストを行い修正する
作成した手順書に沿って、実際に作業を行い、問題なくキッティング作業が進められるかを確認します。部署の従業員など、作業が初めての人にも試してもらい、フィードバックを受けることも大切です。現場の声を取り入れることで、実情に合わない記載やわかりにくい表現がないかが可視化できます。指摘を受けた箇所は修正し、より完成度の高い手順書へとブラッシュアップします。
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手順書の作成にサンプルを活用するメリット
キッティングの手順書を作成する際は、公開されているサンプルを参考にすることで、記載項目の漏れを防ぎながら効率的に作成できます。サンプルをそのまま使用するのではなく、自社の運用や作業内容に合わせて調整することで、より実用的な手順書になります。
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キッティング作業を効率化する方法
キッティング作業を効率化することで、作業者の負担やコストを減らせます。ここでは、効率化の方法を解説します。
キッティング作業ツールを使う
キッティング作業ツールや手順書作成ツールを利用すれば、作業の効率化が可能です。指示通りに作業を進めれば、自動で手順書が作成されるものや、画像や図を添えて手順書が完成するものなど、種類はさまざまです。クラウド型のツールであれば、共有もスムーズです。
アウトソーシングする
自社でのキッティング作業が負担になっている場合は、アウトソーシングも視野に入れることをおすすめします。キッティング作業は、パソコンの台数が多いほど負担と所要時間が増えます。キッティングサービスの提供業者により、アウトソーシングできる内容は異なりますが、キッティング作業のほか、以下のような作業にも対応しています。
・デバイスの選定・調達
・付属品対応
・運用支援
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キッティングをアウトソーシングするメリット
キッティングをアウトソーシングすることで、作業者の負担軽減やミスやトラブルの防止につながります。3つのメリットについて解説します。
担当者の負担を軽減できる
キッティングは手間や処理に時間を要するだけでなく、担当者にかかる負担も大きい作業です。アウトソーシングすることで、担当者は負担が減り、本来の業務に時間を割けられるでしょう。設定内容やソフトウェア・付属品をデバイスごとにリスト化し、管理・納品するサービスもあります。
キッティング作業に加え、デバイスの初期不良やトラブル発生時の対応、アフターフォローも任せることで、作業はスムーズかつ、正確に進みます。
専門知識があるプロに任せられる
知識や経験が豊富なプロがキッティングに対応するため、ミスやトラブルを減らせます。万が一トラブルや問題が発生した場合でも、専門知識を持つ担当者が状況に応じて対応できるため、円滑な運用につながります。 自社の知識だけでは対応が難しいセキュリティ対策やIT事情についても、経験やスキル、専門知識に基づいたアドバイスを受けられます。
スケジュール管理がしやすい
キッティングサービスの提供業者は、豊富なノウハウがあるため、期日までにセットアップが完了します。そのため、いつまでにキッティングが終了するかが明確になり、スムーズなスケジュール管理が可能です。新入社員が多い春にキッティングを行うといった、季節的な需要変動にも柔軟に対応可能です。
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キッティングの外注なら「アドレス・サービス」
キッティングのアウトソーシングにはアドレス・サービス株式会社をおすすめします。導入・運用設計から製品の保管、キッティング、梱包・出荷作業から修理、コールセンターなどアフターサポートまで幅広く対応可能です。月間3万台のキッティング実績があり、大規模のキッティングにも柔軟に対応できます。
Windows 11への移行やWindows Autopilotを活用したゼロタッチキッティングなど、お客様の運用に合わせた最適な業務設計をご提案します。
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まとめ
キッティングはパソコンを導入した際に必要な作業です。キッティング作業の手順書を作成することで、スムーズな導入が可能になり、属人化が防げます。手順書の作成は、サンプルを活用し、作業効率化や記入漏れの防止に役立ちます。作業者の負担軽減やスムーズなスケジュール管理には、キッティングサービスの利用をおすすめします。
キッティングのアウトソーシングにはアドレス・サービス株式会社をご利用ください。指定された仕様に合わせて、必要な設定やインストールなどの作業を代行します。詳しくはお問い合わせください。
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【執筆者】
会社名:アドレス・サービス株式会社
部署名:営業開発部



